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2002年2月5日(火)

山口県、自前の光ファイバー網をドコモ中国へ提供。携帯電話不感地域削減へ

 山口県は来年度より、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ中国に自前の光ファイバー網「やまぐち情報スーパーネットワーク」(以下YSN)を提供し、携帯電話が通じない「不感地域」をなくすモデル事業を開始する事を発表した。このモデル事業は、山口県内における通信格差の解消を目指して行われるもので、山口県は県内の大半を山間部が占めているため不感地域が多く、また県の情報企画課によると、携帯電話事業者がこれを解消しようとした場合は、電波を送受信する基地局と交換局をつなぐNTTの光ファイバー網などの回線使用料を負担しなければならない。

 同県は昨春から、県内全域に張り巡らした総延長450キロの高速大容量光ファイバー網「YSN」のモデル事業を複数の事業者に呼びかけており、今回ドコモ中国が応じる形となった。これによりドコモ中国は来年度、美祢市四郎ケ原、阿武町宇生賀、菊川町久野の3地区に基地局を設けてYSNの最寄りのアクセスポイントまで接続、山口市の交換局につなぐ事を決定した。なお、YSNの回線使用料は無料となる。

 YSNは39億円をかけて整備された山口県自前の光ファイバー網であるだけに、今回のような公共の利益につながる利用法を望んでいた。また県は「さらなる基地局の増加を期待する。ドコモ以外の事業者にも参加を呼び続ける」としており、今後の展開は現在のところ未定だが、総務省移動通信課も「不感地域解消に自治体が自前のネットで取り組むのは聞いたことがない。山口県の事業を見守りたい」と関心を寄せている。


山口県
http://www.pref.yamaguchi.jp/

NTTドコモ中国
http://www.docomo-chugoku.co.jp/
2002.2.5
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